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★臨死体験研究読本★
臨死体験研究読本―脳内幻覚説を徹底検証』は、精神世界を論じながらも、具体性があるため、説得力があり、読み手にも理解しやすいものに仕上がっています。しかも、一向にテンションのおちない確信に満ちた筆致の迫力は全編に渡っており、かつてない熱気に満ちた力作です。◆これまでの外国の研究などの器用な整理やまとめをする日本の学者は多いでしょうが、本書は、独自の考察と分析によって外国の評価の高い研究を批判し、それらに対する自らの主張を明確にする、きわめてオリジナリティーの高い作品です。
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久司道夫のマクロビオティック 入門編 (Kushi macro series)
評価:
久司 道夫
東洋経済新報社
(2004-09)
久司道夫のマクロビオティック 入門編 (Kushi macro series)

かつて気功関係の合宿に参加したときに一週間マクロビオティックの献立を体験した(通して4度ほど体験した)。精神世界関係の雑誌でときたま特集している記事を眺めたことがあった。しかし、マクロビオティック関係の単独の本で勉強するのは『世界が認めた和食の知恵』がはじめてだった。

続けてこの本を読んだ。ごく平易に書かれた入門書である。 『世界が認めた和食の知恵』で久司道夫のアメリカでの苦労や普及活動を知ったが、この本でアメリカでの普及度がこれほどまでであることを知って驚いた。もう15年も前、ALT(アシスタント・ラングウィッジ・ティーチャー)のアメリカ人青年に、牛乳があまりに体によくないと意見を聞いたが、今考えるとこれは、アメリカでのマクロビオティックの普及を物語っていたと推測できる。

1977年にアメリカでマクバガン・レポートが発表され、アメリカ人の食事目標がしめされた。委員会のリーダーであるマクバガンや原案をまとめた科学者・ヘグスティッド博士は、久司らと何度も話し合って、マクロビオティックに沿った食事目標を作ったのである。このときからアメリカ社会の食生活は大きく変わったという。ところが、そのレポートの普及版に当たるものが作られたとき、食肉業界や酪農業界から圧力がかかって、「肉、卵、牛乳、乳製品は特に必要ない」とするマクロビオティックの考え方は、トーンダウンさせられたらしい。

玄米中心の菜食という点でマクロビオティックは、甲田療法や西式健康法と大筋で一致している。もちろんマクロビオティックは、断食や朝食抜きは主張しない。しかし、マクロビオティックも基本的に非常に少食になるので、少食という点では共通している。久司らが考える大体の一日必要カロリーは1800だという。もちろん個人差があると断ってはいるが。 マクロビオティックの標準食は、分量の40%〜50%を玄米などの穀類で、5〜10%を味噌汁などのスープで、20〜30%を煮たり炒めたりした野菜で、さらに5〜10%を豆類や海藻類でというものである。週に数回は、魚介類や果物を加えてよいとされる。月に数回は、肉類やケーキ、コーヒーなどもよいだろうとされる。 自分自身の食事内容をこれに近づけるには、もう少し努力が必要だが、少しでも近づけるようにしたいと思う。

JUGEMテーマ:精神世界の本
食と健康21:55comments(0)trackbacks(0)
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少食の力
評価:
甲田 光雄
春秋社
少食の力

この本は、断食や少食を語りながら、現代栄養学への痛烈な批判の書でもある。著者は医者であるが、自身が長い間さまざまな病気と不健康に苦しみながら、断食と小食を実行することによって健康になっていった。それ以来、西洋医学による検査法などを充分に利用しつつも、西洋医学的な常識に縛られずに、断食や小食の指導をし、成果を積み重ねつつ、その驚くべき効果を発表しつづけた。その結果、西洋医学的な栄養や健康に関する常識がいかにあてにならないかが、多くの症例によって根本から明らかにされた。甲田氏の本を何冊か読み、現在、週一回の一日断食と朝食抜きの小食を続けるようになった。その結果体重は一ヶ月あまりで3キロ以上減少し、心身ともにきわめて爽快である。瞑想にもよい影響が出始めている。

JUGEMテーマ:精神世界の本
食と健康20:45comments(0)trackbacks(0)
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朝食を抜いたらこうなった
評価:
甲田 光雄
春秋社
朝食を抜いたらこうなった

現代医学は、栄養をとり入れる面をよく考えた合理的なものだが、老廃物を完全に排泄するという、出す面をあまり重視してこなかった。それが現代医学の重大な欠陥だ。しかもその欠陥にまだ気づいていない。とり入れることも大切だが、老廃物をいかに完全に出すかという排泄の医学もそれに劣らず大切であるにもかかわらず、ほとんどその面が省みられなかったのだ。 朝食抜きという午前中の断食は、前日に生成された老廃物を完全に出す重要な時間であることに、現代医学はまだ気づいていないのだ。 この本は、現代医学で治らなかった患者に著者が朝食抜きの小食を指導して治していった多くの事例が掲載され、上の主張の正しさを雄弁に物語る。現代医学が見落としている人間の体の不思議をこれでもかというほどに見せつけられる。 甲田療法や、そのもととなった西医学が、もっともっと多くの人に関心をもたれてほしい。「朝食抜きは、体に毒」という「常識」がこれほどに蔓延しているなかで、その「常識」をまったく覆すような小食の実践が、驚くべき効果を挙げている事実は、現代医学を相対化する目を養ってくれる。

この本は、朝食抜きの玄米、野菜食を基本とした甲田療法でも、とくに療法の途中で出る一見マイナスの現象を事例として多く取り上げ、その意味や対処法にスポットを当てている。 長年リュウマチで苦しんだSさんの事例を見よう。医者に慢性の関節リウマチと診断され、ひどい痛みにステロイド剤を使用するが、痛みの軽減は一時的なもので、薬を増やしても痛みが楽にならない状態になった。ついには寝たきりになるのではないかという心配の中で、甲田医院を訪れた。 甲田医師の元で食療法を実行し、ほぼ6ヶ月でステロイド剤から解放された。ところが小食で体重が減少し、160センチで33キロにまで下がってしまった。以前かかっていた医師に甲田療法のような馬鹿な治療はやめよと言われ、一時現代栄養学のメニューに戻ったが、体重は増えてもリウマチの痛みは復活した。 ついに決心して甲田療法に戻ったSさんは、その後、ある晩に3回もトイレに行き驚くほど大量の排便があった。つまり宿便が出た。それからSさんの体調が一変する。それまで続いていた体重の減少がとまり、今度は逆に太りだす。食事は以前と同じなのにである。29キロから、6ヶ月くらいで35キロになり、体力も増強し、リウマチの痛みも楽になっていった。 宿便が排泄され、腸マヒが治り、腸がよく動くようになると、自己免疫疾患が改善されて、リウマチが治ると甲田医師は言う。現代栄養学の常識では考えられないような超小食で元気に生活し、現代医学で難治とされる病気がみごとに治っているのだ。これと同様の経過をたどって病気が治っていく事例がこの本に多く紹介されている。

現代医学のおごり 私の母もリウマチで長年苦しみ、ステロイド系の薬で体力を消耗していたので、もう少し早く甲田療法を知ってたら、と無知を悔やむ。それにしても、こういう事例を多く読んでいると、現代医学、現代栄養学とは何なのかと今更ながら思う。 西医学や甲田理論をそのまま信じる必要はないだろうが、少なくともこうした考え方で目覚しい治療効果を挙げている療法がある以上は、現代医学も社会ももっと柔軟な目で、これらを観察し、真剣に検証していく必要があるのではないか。私の周囲を見る限り、そういう動きはあまりにも小さい。 こうした実践と理論に目を閉ざしている現代医学には、一種のおごりのようなものを感じる。

私は、出勤の前に野菜ジュースなどを飲んでいた時期もあったが、その後はずっと天然水だけにしている。職場でも午前中はできるだけ天然水ということで朝抜きをかなり完全な形で行うようになった。昼食の量も少ないほうが調子がよいようだ。週一回の一日断食も含め、きわめて順調に朝抜き小食が定着している。便通がよくなり、血圧も下がっている。体重はさらに減少するだろう。 しかし、この本を読むと、朝抜き小食にスムーズに移行できない場合も多いらしい。絶えられない空腹感やスタミナ切れ、やせすぎ、貧血、頭痛、胃の痛み、脱毛、便秘その他、各種の反応があるらしい。しかし、これらはちょっとした工夫や慣れで改善できる一時的な反応であり、工夫や継続で素晴らしい効果をあげるまえに朝抜きから撤退してしまうのは実に残念だ。そのような人に何とか助け舟を出したい、そんな思いからこの本は書かれたという。

JUGEMテーマ:精神世界の本
食と健康20:13comments(0)trackbacks(0)
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断食・少食健康法―宗教・医学一体論
評価:
甲田 光雄
春秋社
(2003-08)
★『断食・少食健康法―宗教・医学一体論』★

私にとっては、かなり重要な意味をもつ本になった。著者は医者であるが、自身が長い間さまざまな病気と不健康に苦しみながら、断食と小食を実行することによって健康になっていった体験をもつ。それ以来、西洋医学による検査法などを充分に利用しつつも、西洋医学的な常識に縛られずに、断食や小食の指導をし、成果を積み重ね、その驚くべき効果を発表しつづけた。

その結果、西洋医学的な栄養や健康に関する常識がいかにあてにならないかが、多くの症例によって根本から明らかにされていく。この本を読むと断食や小食をぜひとも実行したいという気持ちになる。私にとっては、瞑想との関係もあるので、実に興味深く読めた。また瞑想にとって小食がいかに大切かという観点からも、多くのことを知ることができた。

この本は、断食・少食を語りながら、現代栄養学への痛烈な批判の書でもある。現代栄養学によれば、男子で普通の「労作」を行う場合、1日およそ2500カロリー、女子で2000カロリーが必要である。ところが現代栄養学のこうした常識を覆す事例が、いくらでもある。 ある禅寺の僧14名が食べた一日平均の総摂取カロリーは、1436カロリー。計算された、彼らの一日の総消費エネルギー2204カロリーに比して768カロリーのマイナスであった。もしこれが事実なら、1ヶ月に体重が6キロずつ減少、1年で72キロ減少し、つまりほとんど体重0となってしまう。が、実際には立派な体格で、心身ともに健康であり、相当の労働にも耐えていたという。

また著者が扱ったある男性は、十二指腸潰瘍にかかり、現代医学的な治療では、再発を繰り返すばかりで、医師から手術をすすめられたという。しかし、現代医学による治療を捨て、小食による療法に切り替えた。朝食抜きで1日の総摂取カロリーは、だいたい1300カロリーくらい。にもかかわらず入院1ヶ月半で、体重が3キロ増えたという。しかも、空腹時の胸焼けなどが消え、心身は爽快になったという。 さらに1日900カロリー前後を1年続けても栄養失調にならず、体重が以前より増えるというケースもあったという。しかもスタミナも普通の食事をとっている人よりはるかに優れていた。そして、こうした小食で、現代医学ではどうしても治らなかった難病が治るケースも多く出ているのだ。慢性胃腸病、糖尿病、リューマチ、慢性腎炎、重症筋無力症など、何十名にも及ぶ難病患者が小食を実行することで症状が好転したという。こういう事例を数多く突きつけられると、現代栄養学の主張を頭から信じるべきではない、とつくづく感じてしまう。

断食療法で大量の宿便が排泄されると、身体の調子が一変し、見違えるほど若返るひとが多いという。中にははげていた頭に毛が生えだしたり、記憶力がにわかによくなったり、という人がいるということで、いいことづくめだ。 ただし、たいへんなのは断食のあと厳密に小食を維持することだという。多くの人は、断食後の小食を維持できずに挫折するらしい。日常の生活の中で食欲に打ち勝って小食を続けることがかなり大変であることは、私も日々経験していることなので、よく分かる。 それでも、自分の体にどのような変化が現れるのか、また瞑想にどういう影響を与えるのか、そんなことを体験的に知りたいという気持ちも強い。 すくなくとも、一週間に一回の一日断食を設ける程度なら今すぐにでもできそうだ。断食モードにはいってしまうと、一日断食なら苦もなくできそうな気がする。これは、さっそく実行したい。

JUGEMテーマ:精神世界の本
食と健康19:15comments(0)trackbacks(0)
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胃腸は語る―胃相 腸相からみた健康・長寿法
評価:
新谷 弘実
弘文堂
(1998-07)
同著者の本はすでに『病気にならない生き方』(サンマーク出版、2005年)を取り上げた。世界で始めて、大腸内視鏡を使うことでポリープを切除することに成功した胃腸内視鏡外科医として著名だ。その著者の最初の本がこれである。内視鏡でこれまでに30万人以上の胃腸を診てきた結果に基づいて書かれている。その膨大な臨床結果から「胃相、腸相」にもっとも大きな影響を与えるのは、食生活だという。

著者は、内視鏡で多くの人の腸相を見てきて、獣肉食がどんなに腸相を悪くするかをつぶさに見てきた。肉を常食にするアメリカ人の腸は、固く短く、粘膜にもひだが多発し、宿便も多く「胃相」が悪いという。そういう腸は、大腸ポリープ、大腸ガンが多い。 それに比べ欧米人でも穀物、豆類、野菜・果物など複合炭水化物をよくとる人や菜食主義者の大腸はたいへん柔らかく、比較的長いという。柔らかくてひだが少なく動きがスムーズであり、排泄も順調で宿便になりにくい。したがってポリープやガンにもなりにくい。 つまり、著者が勧める食事内容は、大枠において甲田医学やマクロビオティックの主張と同じである。長年の内視鏡による「胃相、腸相」の臨床観察が、西医学や甲田療法、マクロビオティックスの主張を裏付けたとも言えるだろう。

よく言われることだが人間の歯は、臼歯(穀物用):門歯(野菜・果物用):犬歯(肉・魚用)=5:2:1の割合になっている。このような歯の構成の割合で食べるととてもバランスのよい食事になる。穀物は、もちろん白米や白パンおり、玄米など精白されないものがよい。食べ始めて一年後に胃腸の検査をすると、胃相・腸相が非常に改善されているのが分かるという。

動物性食品は、10から15%とし、でくるだけ小魚などでとる。一日100グラムでよい。 私自身が注意したいと思ったのは、コーヒー、日本茶、中国茶、紅茶、どくだみ茶などタンニン酸が多く含まれる飲料を避けること。コーヒーはほとんど飲まないが、茶はよく飲んでいるからだ。タンニン酸が多く含まれる飲み物を空腹時に大量に飲んでいると胃相が悪くなり、委縮性の変化が見られるという。これからはタンニン酸の少ない飲み物(たとえば十六茶)をできるだけ飲もう。

さらには、夜寝る前に決して食べたり飲んだりしないこと。なぜなら、胃が空っぽになっているときは人間のからだは正常に強い胃酸を出し、胃中の雑菌やヘリコバクター・ピロリ菌を殺して、自然治癒力・抵抗力・免疫力をつかさどる腸内細菌のバランスを保つからである。 最近、食に関する本を取り上げることが多いが、私自身が健康への関心が深く、またこうした食についての考え方が現代の医学や栄養学の盲点、問題点を浮き彫りにする点にも深い興味を感じるからである。



食と健康19:23comments(0)trackbacks(0)
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病気にならない生き方 -ミラクル・エンザイムが寿命を決める-
評価:
新谷 弘実
サンマーク出版
(2005-07-08)
病気にならない生き方 -ミラクル・エンザイムが寿命を決める-

著者は、世界で始めて、大腸内視鏡を使うことでポリープを切除することに成功した胃腸内視鏡外科医。内視鏡でこれまでに30万人以上の胃腸を診てきた結果に基づいて書かれた本だ。その膨大な臨床結果から「健康な人の胃腸は美しく、不健康な人の胃腸は美しくない」という。人に人相があるように胃腸にもそれぞれの「胃相、腸相」があり、「胃相、腸相」にもっとも大きな影響を与えるのは、食歴と生活習慣だという。

著者がたどり着いた「健康で長生きする方法」は、マクロビオティックや少食・断食の甲田医学を内視鏡による臨床の立場から裏付ける形になっている。その意味でも非常に興味深く読んだ。

たとえば動物食は腸相を悪くするという。肉食が腸相を悪くする最大の理由は、植物繊維が少なく、脂肪やコレステロールを大量に含んでいるためだ。肉食を続けると腸壁がどんどんかたく厚くなるが、これは食物繊維がないために便の量が少なくなり、それを排出するため必要以上に蠕動しなければならないからだという。過剰な蠕動運動で腸壁を構成する筋肉が鍛えられ、厚く大きくなってしまうのだ。

腸壁が厚くなると、内腔は狭くなり、腸の内圧は高くなる。すると中から外に向かって粘膜が押し出されるという現象が起きる。この現象は「憩室」と呼ばれるポケット状のくぼみを作る。

その結果、腸に長く滞在する「停滞便(宿便)」がたまる。停滞便は腸壁にこびりつくようにたまるが、そこに憩室があれば、そのくぼみに停滞便が入り込み、さらに排泄されにくくなる。停滞便は毒素を発生し、細胞にポリープを作り出す。

以上は、過剰な肉食が体によくない理由を語り、さらに宿便とは何かを語っている。甲田氏の本を読んでも宿便とは何かがいまひとつ分かりにくかったが、上の説明では少なくとも憩室のくぼみに滞留する便という意味では明白である。



JUGEMテーマ:代替医療全般
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あなたの少食が世界を救う―愛と慈悲の心で生きる少食健康法のすべて
評価:
甲田 光雄
春秋社
(1999-12)
現代医学の盲点になっている部分から、現代医学の病理論の全体に見直しを迫るのが甲田医学である。甲田医学が現代栄養学や医学への痛烈な批判、反論になっているのである。多くの病気の原因が過食とそれによる宿便にあるという説は、本人の豊富な治療例と、その効果を裏書きする内外の研究者の実証的な説の紹介で説得力がある。その効果は、慢性肝炎、アトピー性皮膚炎、慢性関節リュウマチ、膠原病、気管支喘息等々、様々な病気に及び、甲田理論の包括性を裏付ける。

また本書には、食事についての正しい考え方、病気の原因についての正しい理解を広め、苦しむ人々を楽にしたいという思いが溢れているようだ。そしてさらに、甲田式の少食が食料問題のみならず地球温暖化問題にも有効であると熱っぽく語る。読後感がいい。

☆睡眠時間が少なくなる
空腹だと熟睡できないという先入見があるが、実際は、少し空腹ぎみで寝た方が熟睡できるという。逆に夜の過食で熟睡できず、翌日に疲労が持ち越されるタイプの人が多い。夜食をせず、夕食も少なめぐらいの方が熟睡でき、したがって睡眠時間も少なくなるという。

私も一日断食をして何も食べず寝るとき、空腹で眠れないということはなかった。むしろ熟睡できるようだ。これまでふだんは、寝る前に間食してしまうことがあったが、慎みたい。

☆活性酸素の量が減る
少食生活では体内に発生する活性酸素の量が減ることが分かってきた。活性酸素は老人性痴呆の原因ともなるという。少食生活を実行した人々の尿から排出される8−ヒドロキシ-デオキシ-グアノシンの量が、標準食の人より有意に減ることで分かるという。また、活性酸素は、人体の酸素消費量の約2%から発生するとされるが、朝食抜きの一日2食の場合、酸素の消費量が13%も減るというデータがある。

ただ、活性酸素の減少には少食だけではなく、玄米、生菜食という食事内容も影響しているのではないかと思うが、どうだろうか。新谷弘実『病気にならない生き方』によれば、基本的にはエンザイム(酵素)を多く含むのがよい食物、エンザイムが少ないのが悪い食物であり、ミネラルを多く含んだ超えた土地で、化学肥料や農薬を使わずに育てられたものを収穫してすぐに食べるのがよいという。新鮮でない、酸化した食物が体内に入るとフリーラジカル、とくに活性酸素を作り出す原因となる。玄米、生菜食は、結果的に新鮮な食べ物を多くとることになるわけだ。



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