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★臨死体験研究読本★
臨死体験研究読本―脳内幻覚説を徹底検証』は、精神世界を論じながらも、具体性があるため、説得力があり、読み手にも理解しやすいものに仕上がっています。しかも、一向にテンションのおちない確信に満ちた筆致の迫力は全編に渡っており、かつてない熱気に満ちた力作です。◆これまでの外国の研究などの器用な整理やまとめをする日本の学者は多いでしょうが、本書は、独自の考察と分析によって外国の評価の高い研究を批判し、それらに対する自らの主張を明確にする、きわめてオリジナリティーの高い作品です。
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ライフ・レッスン (角川文庫)
評価:
エリザベス・キューブラー・ロス,デヴィッド・ケスラー
角川書店
(2005-08-25)
ライフ・レッスン (角川文庫)

一生の間に学ぶべきさまざまなレッスンがあり、とりわけ死に直面した人と共ににいる時それを実感するという。人生がわれわれに習得せよと要求するレッスンを「ほんものの自己」のレッスン、愛のレッスン、人間関係のレッスン、喪失のレッスンなど15にまとめている。

たとえば喪失のレッスン。死という絶対的な限界状況に直面してはじめて人は、余分なものを削りとって≪いのち≫として輝き出す。自己の内部に失われることのないなにものかを見出す。死を前に徹底的な喪失を味わい、すべてに「さようなら」をいうことで、それでもあせることのない何かをつかむ。人生に避けがたい喪失の体験によって我々は、かけがえのない学びを得る。

『余分なものを削りとる』作業によって誰であれ輝きを放つことができる。「あなたの本質はもっとも純粋な愛であり、壮大ともいえる完全性である。あなたは自己を癒し、自己がだれであるかをおもいだすために、地上にうまれてきた。おもいだすべきあなたの本質こそが、闇夜を行くときのみちびきの光である。」

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★特選の本22:11comments(0)trackbacks(0)
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「いいこと」が次々起こる心の魔法―このスピリチュアル・パワーをあなたのものに! (知的生きかた文庫 わ 1-25)
評価:
ウエイン W.ダイアー
三笠書房
(2007-03)
★『「いいこと」が次々起こる心の魔法―このスピリチュアル・パワーをあなたのものに! (知的生きかた文庫 わ 1-25)』★

ダイアーは、数々のベストセラーを生み出したアメリカの心理学者・著作家。この著者の本ははじめてだが、かなり学ぶことの多い本であった。著者は、魂の成長を4段階(競争者、戦士、奉仕者、精神性の段階)に分けている。訳者・渡部昇一によれば著者自身が、この段階を通ってきたようだ。彼が「戦士」の段階で書き、ベストセラーになったのが『自分のための人生』だったという。 

しかし、この本は明らかに精神性の段階において、その生き方へのメッセージとして書かれている。だからこそ共鳴するところが多いのだろう。この段階の人は、「自分が、無限の力を秘めた永遠不滅の宇宙エネルギーが、肉体という仮の器に宿った状態なのだという真理に目覚める」という。『奇跡の学習コース』からの影響も多く見られる。後半では、愛や感謝が強調される。

一見エゴをくすぐる願望実現的なノウハウか思われるような本の作り(日本版のタイトルは特に)ながら、実際には読者を深い精神性の段階へと導く内容ものもである。 

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精神世界全般11:19comments(0)trackbacks(0)
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ハイデガー=存在神秘の哲学 (講談社現代新書)
評価:
古東 哲明
講談社
(2002-03)
★『ハイデガー=存在神秘の哲学 (講談社現代新書)』★

ハイデガーを語るその語り口の新鮮さ、ハイデガー像の新しさに驚いた。難解といわれるハイデガー哲学について、これまでにないきわめて明快で説得力のある解釈を、著者自身の息づかいを感じさせるやさしい言葉で語っている。これまでの研究書などにはない斬新で大胆な切り口で、ハイデガーの真意をずばりと抉っている印象だ。

私もハイデガーには何度も挑戦してきたが、こんなに目が開かれるような思いをした入門書ははじめてだ。何よりも非常にわかりやすい。ハイデガーを読んだことのない人はもちろん、精神世界には関心があっても、哲学を敬遠しがちな人でも、興味をもって読めるのではないか。

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哲学10:59comments(0)trackbacks(0)
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速読勉強術―限られた時間で差をつける!
評価:
宇都出 雅巳
すばる舎
(2007-01)
速読勉強術―限られた時間で差をつける!』は、すばやく何度も反復して記憶する「高速大量回転法」を提唱する。この本のおかげで私の本の読み方は一変した。一日一冊ずつ読んでいくことが、これで可能となった。だからと言って特別の訓練をするわけではない。

最初は目次をさっと目を通すことから始まって、次は本文の小見出し、そして太字の重要箇所という風に何回も繰り返し、徐々に深くはいっていく。

これはやって見ると、なるほど理にかなっており、素晴らしい読み方である。理由は主に二つだ。一つ目は何回も繰り返すことで、一回の通し読みより遥かに内容が記憶に残ること。

二つ目は、ざっと何回も読んでいるうちに、全体構成への理解が深まり、重要箇所もしぼられ、読む必要のないところもはっきりする。すばやく無駄なく読め、理解も深まり、記憶にも留まるというわけだ。

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自己啓発・読書法13:05comments(0)trackbacks(0)
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コスモロジーの創造―禅・唯識・トランス・パーソナル
評価:
岡野 守也
法蔵館
(2000-06)

コスモロジーの創造―禅・唯識・トランス・パーソナル』で著者は言う、行き詰まった時代の精神が進みうるのは「宗教でもなく近代主義でもなく霊性へ」という方向しかない、と。ここで宗教とは、みずからの教祖、教義、教団を絶対視し、信仰と服従を不可欠の条件とするシステムとグループをさす。

こうした宗教集団の自己絶対視は、かならず敵と敵意を生み出す。宗教集団にとって他者は改心させる対象ではあっても、そのまま認め得る存在ではない。布教に反対する呪われた存在は、神にかわって殺してもよいとさえ結論される。

一方近代主義の特徴は、個人主義的な人間主義、民主主義、合理主義、物質科学主義、産業主義、進歩主義、現世主義、無神論などである。これらの傾向を推し進めたとき、個人のレベルでは、ニヒリズムとエゴイズムに陥る危険性が高い。

自己絶対視から敵意を生む宗教と、エゴイズムとニヒリズムを克服できない近代主義をともに超えて人類の未来を切り開く道があるのか。それが霊性の立場であるという。

霊性とは、様々な宗教の根源にあって宗教に命を与えるおおいなる命の体験である。



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精神世界全般23:09comments(0)trackbacks(0)
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精神世界のゆくえ―現代世界と新霊性運動
評価:
島薗 進
東京堂出版
(1996-09)
精神世界のゆくえ―現代世界と新霊性運動』は、「ニューエイジ」運動や「精神世界」への関心の広がりを、現代社会の中でどう位置づけ、理解するかに関心がある人にとっては必読の書だろう。

曖昧な「ニューエイジ」という言葉を「新しい意識の時代の到来」を強調する運動として限定的にとらえ、そのような要素を必ずしも強調しないもっと広範な「新霊性運動」と区別する。その上で新霊性運動を、世界各地で多発的に発生したグローバルな運動と理解する点に深く共感。

新霊性運動と呼ばれる広範な運動群、宗教文化の特徴のひとつは、自らが伝統的な「宗教」の後に来たものと自覚することである。そして「宗教」に対する用語として「霊性」(スピリチュアリティ)が用いられる。つまり、新霊性運動は、自らを文明史的な視点から自己理解するという特徴をもっているという。

著者は、時代の流れや現代社会の中で「新霊性運動」がどのような位置を占めるかを、宗教社会学、ないし社会心理学的な視点から論じているので「精神世界」的な世界観そのものへの深い考察はない。その点は物足りない。「精神世界」的な世界観をどこまで深く理解するかによって、それを現代社会の潮流のなかにどう位置づけるかにも大きな違いが生じる。そこまで踏み込んだ考察はない。

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精神世界全般21:44comments(0)trackbacks(0)
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生きがいの催眠療法―光との対話が人生を変える
評価:
飯田 史彦,奥山 輝実
PHP研究所
(2000-11)
◆『生きがいの催眠療法―光との対話が人生を変える

催眠療法で過去生とその死を追体験して、死んだその肉体を抜けて浮上すると、多くの受診者が光との対話をはじめます。臨死体験がしばしば報告する圧倒的で感動的な愛の光の体験ほどではないのですが、しかし、催眠中の光との対話によって、過去生や今の生の目的や課題が示唆されます。

受診者が、過去生を振り返りつつ、その視点から今の生の意味を問い直します。その対話を通して受診者は、自分に対してより受容的になり、前より豊かな人生を歩むようになるのです。これほど多くの人が、催眠中に光と対話をおこない、そこから人生の大切な指針を得ているという事実の重みを感じます。

光は、おおむね、人生の目的は周囲への愛を育むことだと答えます。そのためには、自分を許し、満たし、愛することが大切だと語ります。

退行催眠によって受診者たちが旅した数々の過去生。とりわけ過去生で死んだあと、その後の世界での光との対話。光が受信者に語るメッセージ。そのメッセージの真実性が、じわりと心に染み込んで来て影響されて居るのを感じます。
 
この地球上のひとつひとつ、すべての人生が、愛を育み、成長するための学びの学校。
その学びの場で
「まず自分を愛しなさい、許しなさい」
「人生を楽しみなさい」と光はいいます。

臨死体験者や覚醒者が語るのと同じメッセージを、これほど多くの人々が催眠中に語るという動かしがたい事実。受診者の語る個々の過去生の重みや光との対話の真実性、それらのすべてが共鳴しあいながら私の心に触れてくるようです。自分のこの人生を、大きな大きな生死の流れの中で相対化する視点が育まれるのを感じました。

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セラピー・ヒーリング17:58comments(0)trackbacks(0)
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カルト資本主義 (文春文庫)
評価:
斎藤 貴男
文藝春秋
(2000-06)
すこぶる面白い。精神世界や超能力に傾斜する経営者や企業を批判、その内情が詳しく調べられて興味深い。

著者の固定観念・偏見のたぐいによって本質的なところが見えていなかったり、歪められたりしているのも感じるが、これがもし本当だったら私が間違っていたのではないかと思えるような部分も多い。その辺をどうやって見極めていくか。実に刺激的だ。

結論としては、我が国のニューエイジ運動や新霊性運動は、とどのつまり方便として用いられれいると言う。従業員の忠誠心を涵養する武器としては、すべてが必要必然ベストであると説く、たとえば船井流のニューエイジがもっとも好都合だというのだ。自我の否定あるいは没我、ないし“和”による会社という全体への忠誠。全体主義への傾斜。

しかし著者には、ニューエイジや新霊性運動の深いとことに何があるのかまったく見えていない。霊的な目覚め、自我の否定、没我はそのまま全体主義とイコールではない。  


JUGEMテーマ:精神世界の本


精神世界全般14:19comments(0)trackbacks(0)
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胃腸は語る―胃相 腸相からみた健康・長寿法
評価:
新谷 弘実
弘文堂
(1998-07)
同著者の本はすでに『病気にならない生き方』(サンマーク出版、2005年)を取り上げた。世界で始めて、大腸内視鏡を使うことでポリープを切除することに成功した胃腸内視鏡外科医として著名だ。その著者の最初の本がこれである。内視鏡でこれまでに30万人以上の胃腸を診てきた結果に基づいて書かれている。その膨大な臨床結果から「胃相、腸相」にもっとも大きな影響を与えるのは、食生活だという。

著者は、内視鏡で多くの人の腸相を見てきて、獣肉食がどんなに腸相を悪くするかをつぶさに見てきた。肉を常食にするアメリカ人の腸は、固く短く、粘膜にもひだが多発し、宿便も多く「胃相」が悪いという。そういう腸は、大腸ポリープ、大腸ガンが多い。 それに比べ欧米人でも穀物、豆類、野菜・果物など複合炭水化物をよくとる人や菜食主義者の大腸はたいへん柔らかく、比較的長いという。柔らかくてひだが少なく動きがスムーズであり、排泄も順調で宿便になりにくい。したがってポリープやガンにもなりにくい。 つまり、著者が勧める食事内容は、大枠において甲田医学やマクロビオティックの主張と同じである。長年の内視鏡による「胃相、腸相」の臨床観察が、西医学や甲田療法、マクロビオティックスの主張を裏付けたとも言えるだろう。

よく言われることだが人間の歯は、臼歯(穀物用):門歯(野菜・果物用):犬歯(肉・魚用)=5:2:1の割合になっている。このような歯の構成の割合で食べるととてもバランスのよい食事になる。穀物は、もちろん白米や白パンおり、玄米など精白されないものがよい。食べ始めて一年後に胃腸の検査をすると、胃相・腸相が非常に改善されているのが分かるという。

動物性食品は、10から15%とし、でくるだけ小魚などでとる。一日100グラムでよい。 私自身が注意したいと思ったのは、コーヒー、日本茶、中国茶、紅茶、どくだみ茶などタンニン酸が多く含まれる飲料を避けること。コーヒーはほとんど飲まないが、茶はよく飲んでいるからだ。タンニン酸が多く含まれる飲み物を空腹時に大量に飲んでいると胃相が悪くなり、委縮性の変化が見られるという。これからはタンニン酸の少ない飲み物(たとえば十六茶)をできるだけ飲もう。

さらには、夜寝る前に決して食べたり飲んだりしないこと。なぜなら、胃が空っぽになっているときは人間のからだは正常に強い胃酸を出し、胃中の雑菌やヘリコバクター・ピロリ菌を殺して、自然治癒力・抵抗力・免疫力をつかさどる腸内細菌のバランスを保つからである。 最近、食に関する本を取り上げることが多いが、私自身が健康への関心が深く、またこうした食についての考え方が現代の医学や栄養学の盲点、問題点を浮き彫りにする点にも深い興味を感じるからである。



食と健康19:23comments(0)trackbacks(0)
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タオ―老子 (ちくま文庫)
評価:
加島 祥造
筑摩書房
(2006-10)
『老子』の原文からかなり自由に翻訳された現代的な『老子』だ。ほとんど新たな創作といってもよい。それでいて老子の精神が直截に伝わってくる。まるで現代のグルがやさしく語りかけるような分かりやすい日本語だ。それをいっきに読み進むと、なるほど老子が伝えようとした精神とはこういうものだったのかとエッセンスが伝わってくる。老子の素晴らしさ、タオの素晴らしさに新たに出合えたような感じだ。そして、今度じっくり原文を読んでみようという気持ちになる。実際に原文にあたると、原意をくみ取りながらもかなり大胆で自由な訳で、原文との逐語的な対応がまったくない部分も多い。それでいて、いやそれだからこそ、現代の日本人に語りかけるニューエイジャーのような老子がみごとに蘇ったと感じる、2500年の時間を隔てて。

なお、著者はベストセラー『求めない』の著者でもある。



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さとり13:59comments(0)trackbacks(0)