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★臨死体験研究読本★
臨死体験研究読本―脳内幻覚説を徹底検証』は、精神世界を論じながらも、具体性があるため、説得力があり、読み手にも理解しやすいものに仕上がっています。しかも、一向にテンションのおちない確信に満ちた筆致の迫力は全編に渡っており、かつてない熱気に満ちた力作です。◆これまでの外国の研究などの器用な整理やまとめをする日本の学者は多いでしょうが、本書は、独自の考察と分析によって外国の評価の高い研究を批判し、それらに対する自らの主張を明確にする、きわめてオリジナリティーの高い作品です。
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フィールド 響き合う生命・意識・宇宙
評価:
リン マクタガート
河出書房新社
(2004-11)
これまでばらばらに進んでいた科学上の研究を、整合性のある全体にまとめることで、神秘主義、代替医療、ニューエイジなどで語られてきた世界観に科学的な妥当性を与える試み。この本の価値は、「ゼロ・ポイント・フィールドZPF」という量子物理学のキー・ワードを縦糸にして様々な分野での業績が結び付けられ、解明されていくことにある。もし「ゼロ・ポイント・フィールド」の考え方によって意識の非局在性や、空間を超えた相互作用や、癒しの能力などが説明できるとすれば、これほど魅力的な新理論はない。私にとってとくに興味深かったのは、第4章でホメオパシーを扱い、第5章で脳とホログラフィー理論をテーマにした部分であった。とくにホメオパシーを扱ったところは読み物としても面白く夢中で読んだ。前半に比べると後半、とくに第2部「拡大するこころ」以降は、厳密な科学的な手続きによって行われた、遠隔透視など最先端の超心理学的な実験の数々を紹介しており、興味深く読むことができた。



JUGEMテーマ:精神世界の本
科学と精神世界の接点21:33comments(0)trackbacks(0)
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免疫革命
評価:
安保 徹
講談社インターナショナル
(2003-07)
「免疫革命」理論の画期的なところは、自律神経という全身を統御するしくみとストレスの関係を、信頼できるデータと治療効果によって明らかにしたことである。つまり、自律神経の働き、とくにリンパ球と顆粒球との関係や、それぞれの働きを理解することで、すべての病気は全身病であるという東洋医学的な捉え方の正しさを見事に論証したことである。

逆にこの視点から、近代医療の間違い、たとえば、アトピー性皮膚炎にステロイドを使用することが、いかに生体にダメージを与え、免疫力を低めるかが、いやというほど良くわかる。癌の従来の治療(たとえば放射線治療)についてもまったく同じことが言える。

東洋医学にとっても補完代替医療にとっても待ち望まれた理論が出現した。その有効性が、近代医学の側からの実験的なデータや理論によって、しかも細分化された機械論的医学を超える、生体の働きを全体的にとらえる免疫学によって証明されつつあるのだ。



JUGEMテーマ:代替医療全般
科学と精神世界の接点23:20comments(0)trackbacks(0)
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99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方
評価:
竹内 薫
光文社
(2006-02-16)
ベストセラーになっただけのことはある。常識を覆す見方を提示する。固定観念を覆し、科学といえども結局はいつ反証されるかも知れない仮説の集合にすぎないことを分かりやすく説く。

このような斬新な見方を、大きめの活字で、気軽に読める親しみやすい語り口で示す。読み終わって「なるほどそうだったのか」と大切なことを学んだという思いを深くする。取り上げられている事例がまた面白い。次から次へと出てくる。飛行機がなぜ飛ぶのか科学は説明できない。

悪名高きロボトミー手術は、当初ノーベル賞まで授与された評価の高い手術だった。その評価がいっきに覆るいきさつ。日本人学者のノーベル賞がうわさされていたペンタクォークの発見が疑問視されていく経緯。進化論と知的設計説との関係等、読んでいてあきない。

しかも副題に「思い込みで判断しないための考え方」とあるように、人生や社会を見る態度においても、すべてを仮説としてとらえることがいかに大切か、というとことろまで読者に語りかける。



JUGEMテーマ:ベストセラー
科学と精神世界の接点22:04comments(0)trackbacks(0)
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ミュータント・メッセージ (角川文庫)
評価:
マルロ モーガン
角川書店
(1999-04)
いろいろな本にこの本のなかのいくつかのエピソードが紹介されていたが、それらの引用を読んだだけでは、けしてわからないだろう価値が、この本にはあった。 

「真実の人」族と呼ばれるオーストラリアのアボリジニ。彼らの英知は、近代文明を知らず、自然の中に生るがゆえに失わずにすんだ知恵というような生易しいものではなかった。  

どんな文明な中にもブッダやイエスの高みに達するひ人々はごく少数ならいるのだろう。しかし「真実の人」族は、部族全体の文化として、部族の生き方として、かくも高度な英知を体現していたのだ。その驚き。もしかしたら縄文人も、あるいは先土器時代の人々も、同じような英知をもって生ていたのか。だとしたら近代文明とはなんだったのか。



JUGEMテーマ:精神世界の本
ニューエイジ17:25comments(0)trackbacks(0)
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鍼灸の挑戦―自然治癒力を生かす (岩波新書)
現代日本の鍼灸の世界の実情がどのようなものか、その全体像が見渡せて、実に参考になり、考えさせられる。

著者は、長年ジャーナリズムの世界に身を置いた人だが、病気の後遺症を東洋的な自己ケアの方法で行おうと、自ら鍼灸学校に通い、研究を重ねて鍼灸の世界に精通した。こうして鍼灸の世界に初めてジャーナリスティックな視線で分け入り、「平成鍼灸家列伝」ともいうべき鍼灸ルポができあがった。

一読して感じるのは、日本にも個々に優れた鍼灸家がいるが、無数の流派に分かれ、相互に矛盾する理論とわざを展開し、その全体像が見えず、また鍼灸という実践的な学問としての体系化が全くなされていないことである。これだけ多様で創意に満ち、効果的な実践が各地で行われていながら、それらの知見を相互に付き合わせて体系化し、さらに発展させていくような全体的な動きは、ほとんどない。

日本の鍼灸界を俯瞰するための地図がどこにもない現状にあって、この本が「日本の鍼灸を一望の視野に収める地図を描くための予備作業」という意味を担いうることは確かだ。

JUGEMテーマ:代替医療全般
セラピー・ヒーリング14:10comments(0)trackbacks(0)
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脳のなかの幽霊 (角川21世紀叢書)
評価:
V.S. ラマチャンドラン,サンドラ ブレイクスリー
角川書店
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(1999-08)
出版6年目で10万部のロングセラー。読み物として抜群に面白いが、内容も濃く読み応えがある。この本の飽きさせない面白さは、著者の持ち前の探究心によって患者にシンプルだけど独創的なアイデアを凝らした様々な実験を行い、脳の機能の真実に迫っていくことにある。それが読者の知的探究心を刺激する。著者がユーモアに溢れた遊び心をもった科学者であることも、読んでいてよく分かる。著者自身は、あくまでも科学的な世界観の持ち主だが、こうした最先端の脳の研究から「自己」は実体のない幻想であるという、東洋的、仏教的な考え方と類似の主張がなされることも興味深い。

JUGEMテーマ:スピリチュアル

科学と精神世界の接点14:41comments(0)trackbacks(0)
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いのちの輝き―フルフォード博士が語る自然治癒力
評価:
ロバート・C. フルフォード,ジーン ストーン
翔泳社
¥ 1,575
(1997-02)
オステオパシーの名医・フルフォード博士の語り口から感じられる患者や人間への愛、本来の命がもつ力・生命エネルギーへの確かな実感と信頼、地に足のついた医療への態度が伝わってくる。

オステオパシーとは、手技を通じて全身の微小関節を調節することによって生体エネルギーの流れに介入し症状の緩和をもたらす骨調整療法で、アメリカの代表的な代替医療のひとつだ。

からだには活発に動くエネルギーの流れが存在し、その流れがブロックされたり圧迫されたりすると、心身が本来もつしなやかさや流動性を失う。そこから病気の症状が現われる。それゆえ手技によってエネルギーのブロックを解除することが必要になるという。事例が数多く紹介され、説得力があった。治療のプロセスとその効果が具体的で、確かな印象を残す。

病気の背景には、生命エネルギー、気の乱れが深く関係し、それが治療の過程で具体的に見えてくるのがオステオパシーの興味深いところだ。

JUGEMテーマ:代替医療全般
からだと癒し11:09comments(0)trackbacks(0)
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シャーマンズボディ―心身の健康・人間関係・コミュニティを変容させる新しいシャーマニズム
評価:
アーノルド ミンデル
コスモスライブラリー
(2001-08)
濃密な本だ。訳者あとがきに「プロセス指向心理学の基本的な考え方をカルロス・カスタネダの著作やミンデル自身のシャーマニズム体験から語り直すスタイルをとっている」とあるが、むしろシャーマニズムに引っ張られるような形で「心理学」という枠をはるかに超え出るような深さの次元を、他にない大胆さで率直に語っている。

シャーマニズムもプロセスワークも、自我を強化することに重点を置くのではなく、身体や身体を含むプロセス、その変化に対する自覚を育むことを重視する。ドリームボディ・ワークをシャーマニズムの観点から見れば、身体に従うことは失われた魂のかけらを探すことに相当するという。

ほとんど全ページに散りばめられた、印象的な言葉、胸を打つ言葉、心に留めたい言葉の数々、その一頁一頁の密度の濃さ。そして、シャーマニズムに導かれつつ信じられないような精神世界の不思議を語る大胆さも、ミンデルの他の本にはない魅力だ。



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★特選の本00:09comments(0)trackbacks(0)
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ワン・テイスト―ケン・ウィルバーの日記〈上〉
評価:
ケン ウィルバー
コスモスライブラリー
(2002-03)
ウィルバーの日記という形の本だが、彼自身によるウィルバーの世界への良き入門書だ。彼の基本的な思想が、日常の活動や瞑想実践への言及のなかに散りばめられ努力なしに興味をもって読める。日記を読み進むうちに彼の統合的アプローチの意味を再確認するだろう。

ウィルバーの他書にない、この本の魅力の一つは、彼自身の瞑想体験が、かなり詳細に語られていることだ。さらに興味深い点の一つは、アメリカの精神状況へのラディカルな批判が随所に見られること。全体として、ウィルバーを取り巻く交友関係や内面世界に触れつつ、しかも彼の統合的ヴィジョンがコンパクトに語られており、興味尽きない。彼が私たちにもたらした成果の意味の重大さを再認識させてくれる。



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★特選の本00:04comments(0)trackbacks(0)
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あるヨギの自叙伝
評価:
パラマハンサ・ヨガナンダ
森北出版
(1983-09)
著者のパラマハンサ・ヨガナンダは、現代インドが生んだ優れたヨガ行者であり、代表的な霊的指導者(グル)の一人だ。ヨガの奇跡を近代科学の言葉で語っている。大部の著だが、決して読み飽きることはないだろう。著者の幼年時代から、どのようにして精神的に成長して行くかが、印象的な、あるいは不思議に満ちたエピソードとともに語られていく。師との出会いや師による導きの話も深く心に残る。魂の成長を目指すものにとって尽きることのない泉であり、大きな勇気や励ましを与え続けてくれる本だ。分厚さと値段にひるむことなく読んで欲しい。興味深く読み進むうちに心に深くしみこむものがある。高価だが、それだけの価値は充分にある。



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★特選の本22:54comments(0)trackbacks(0)