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★臨死体験研究読本★
臨死体験研究読本―脳内幻覚説を徹底検証』は、精神世界を論じながらも、具体性があるため、説得力があり、読み手にも理解しやすいものに仕上がっています。しかも、一向にテンションのおちない確信に満ちた筆致の迫力は全編に渡っており、かつてない熱気に満ちた力作です。◆これまでの外国の研究などの器用な整理やまとめをする日本の学者は多いでしょうが、本書は、独自の考察と分析によって外国の評価の高い研究を批判し、それらに対する自らの主張を明確にする、きわめてオリジナリティーの高い作品です。
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生けるブッダ、生けるキリスト
評価:
ティクナットハン
春秋社
(1996-11)
◆『生けるブッダ、生けるキリスト

ヴェトナムの禅僧、ティク・ナット・ハンは、ヴェトナム戦争中に事務所に手榴 弾を投げこまれなどしながら、反戦と和平のために奔走、アメリカで行った率直な 和平提案を理由にヴェトナムへの帰国を拒否されて亡命した。南フランスに仏教者 の共同体を開設し、「行動する仏教(エンゲイジド・ブディズム)」を提唱して活 躍する。  

本書は、おもわず夢中になって読み進み知的な興奮を覚えるという種類の本ではない。しかし、翻訳の文章であっても、その平易な言葉から澄んだ慈しみと力に満 ちた魂の響きが伝わってきて、読みながらかなり影響を受けた。  

なによりもまずキリスト教と対話する姿勢が印象的だ。キリスト教の宣教師たち がヴェトナムの植民地化に加担し、仏教徒にいかに横暴な態度をとったか、その生々しい体験を超えて、なおかつキリスト教のもっとも真実なものに深く共感する姿。キリスト教との対話を踏まえて、以下のように語る。

「対話とは一方の側が自己拡張して、相手方を自分たちが主張する『自我』にとりこんでゆくという意味での、一方による他方の吸収同化手段ではありません。対 話には自他の区別を超えた『無我』という視点が必要です。相手が基盤としている伝統が持っているよいもの、美しいもの、そして味わい深いものに心を開いて、それを自分が変わってゆく力としてゆかねばなりません。 ‥‥たとえば、もしも両親や家族、社会、あるいは自分の宗派と教会とのあいだに争いが起こったときには、おそらく自分の心のなかに波風がたっているはずです。 したがって、最も大切な平和の仕事は、まず自分に戻って、自分の心のなかで起こ っているさまざまな現象、すなわち感受作用、認識・判断作用などの心の状態をじ っと見つめてみることです。自分の内部を深く見つめる瞑想の練習が大切なのはこのためです。」  

おそろしく気の長い話かだが、これまでの人類の歴史を見るかぎり、そして現代 の世界を見るかぎり、「自分の内部を深く見つめる瞑想」は計り知れず大切なのだ と思う。瞑想によってもたらされる「うちなる平和」こそが「行動する仏教」を支 えている。  

また、日常生活のなかでの気づきの瞑想が大切にされているにも強い共感を覚える。ヴェトナム戦争のさなかに僧院にこもって周囲の苦しみを回避するのではなく、 空襲にあえぐ人々の苦しみを少しでも軽減しようと、ともに働きながら、気づきの瞑想を維持していく姿。  

「‥‥瞑想的雰囲気のなかで日常の仕事をこなしてゆく方法があるでしょうか。 答えはイエスです。気づきの料理、気づきの片づけ、気づきの掃除、気づきの洗濯 の練習です。気づきをもって日々の仕事に関わるとき、私たちは究極の実在に触れるのです。」  
仏教の瞑想経典中もっとも基本的な『サティパッターナ・スッタ(四念処経、四 念住経)』(パーリ語経典)の中に、どのような状況下でも、どんな仕事をしてい ても一日中気づき(サティ)の練習をせよと書かれているという。座禅時だけでな く、食器を洗っていても水を運ぶときも気づきの練習をする。この教えに基づいて ヴェトナム戦争中、修行を捨てずに「行動する仏教」の改革運動を推進していった という。

つまり彼は禅僧でありながらヴィパッサナー瞑想をも重視している。『四念処経』のコメンタリー『TRANSFORMATION&HEALING』(Parallax Press)という著作もある。

JUGEMテーマ:精神世界の本
宗教22:11comments(0)trackbacks(0)
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