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★臨死体験研究読本★
臨死体験研究読本―脳内幻覚説を徹底検証』は、精神世界を論じながらも、具体性があるため、説得力があり、読み手にも理解しやすいものに仕上がっています。しかも、一向にテンションのおちない確信に満ちた筆致の迫力は全編に渡っており、かつてない熱気に満ちた力作です。◆これまでの外国の研究などの器用な整理やまとめをする日本の学者は多いでしょうが、本書は、独自の考察と分析によって外国の評価の高い研究を批判し、それらに対する自らの主張を明確にする、きわめてオリジナリティーの高い作品です。
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臨死―天国からの電話
評価:
ネッド ドハティ
ヴォイス
臨死―天国からの電話

370ページもある本だが、かなり面白く一気に読める。臨死体験者自身が書いたこれまで読んだ本のなかでは、いちばん描写が詳細だ。ガイドによる招き、トンネル、光の存在との出会い、人生回顧と続く典型的な臨死体験だが、これまでになく細部にわたる具体的な記述が、新鮮だ。

人生回顧のなかで臨死体験にいたるまでの半生を振り返るのだが、これがまた非常に印象深い。臨死体験での人生回顧の描写が、そのまま臨死体験までに彼が歩んだ道の詳細な記述となっている。彼の父はアル中で妻に暴力を振るうようになる。耐え切れなくなった母は、五歳のネッドとともに夫の元を去る。ネッドのなかの、何とかして父に認められたい、愛されたいという思いが、その後の彼の物質的な成功へのあくなき情熱につながっていく。ナイトクラブ経営での信じられないような成功、女と麻薬、マフィアの謀略に巻き込まれての挫折、その波乱の中での臨死体験。この前半部分だけでも読み物としてかなり興味深い。

著者が臨死体験したのが1984年。ムーディの臨死体験の本『かいまみた死後の世界』が出たのが1975年、リングの臨死体験研究『いまわのきわに見る死の世界』が発表されたのが1980年だったが、物質的な成功の中で突っ走っていた彼は「臨死体験」という言葉すら知らなかった。自分のような体験をしたものは、他に誰もいないだろうと思っていた。それだけに、この奇妙な経験を自分のなかに統合するまでに、かなりの混乱と苦しみを経なければならなかった。

彼が、とまどいながらも徐々に自分の体験を受容し、スピリチュアルな使命を自覚していく過程は、心に響いてくるものがある。いまでこそ臨死体験はかなり知られた現象になりつつある。しかし、唯物的な考え方しかもたなかった人間が、いきなり臨死体験をし、一人でそれに立ち向かおうとすると、これほどに内面的な葛藤に苦しまなければならないのか。しかしだからこそ、そのプロセスを経てスピリチュアルな世界を受け入れていく姿が胸を打つのだ。そのあまりにも大きな変化。

彼が見た光の存在は、レディ・オブ・ライトと名づけられ、聖母マリアと同一視されている。彼がアイルランド系のカトリックの家族と文化のなかで育ったので、体験をカトリック的な文脈のなかに位置づけて語る傾向があり、それが少し気になる。というより、私の「臨死体験」観の中に位置づけにくい。特定宗教の枠への回帰というよりは普遍的宗教観の方向へというのが、体験者の一般的な傾向だからだ。彼の場合はこうした傾向に当てはまらない。

しかし、だからといってこの本の魅力が減じるわけではない。確かに彼は、特別の使命を帯びてこの世に送り返されている。体験後の彼の変化と自覚を見ると、そこに何かしら高次の精神的な存在の意図があると仮定せざるをえない。ちょうど、フィンドホーンに導かれたピーター・キャディやアイリーン・キャディたちのように。

JUGEMテーマ:精神世界の本
臨死体験と死生観19:41comments(0)trackbacks(0)
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