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★臨死体験研究読本★
臨死体験研究読本―脳内幻覚説を徹底検証』は、精神世界を論じながらも、具体性があるため、説得力があり、読み手にも理解しやすいものに仕上がっています。しかも、一向にテンションのおちない確信に満ちた筆致の迫力は全編に渡っており、かつてない熱気に満ちた力作です。◆これまでの外国の研究などの器用な整理やまとめをする日本の学者は多いでしょうが、本書は、独自の考察と分析によって外国の評価の高い研究を批判し、それらに対する自らの主張を明確にする、きわめてオリジナリティーの高い作品です。
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すべては宇宙の采配
評価:
木村 秋則
東邦出版

著者が、無農薬・無肥料でリンゴ栽培を成功させるまでの苦しみとその後の劇的な展開が興味尽きない。

自分のやり方でまったく成果がでず、収入もなく追い詰められて自殺を決意するところまでいく。ロープをもって岩木山に登っていき、ある木にロープをひっかけようとするがうまくとまらない。飛んでいったロープを取りにいくと、ちょうどロープが落ちたところに野生のリンゴが3本あった。その根元がふかふかで、ほのかな土の香りがした。自分のリンゴ畑の固い土との差に驚く。「そうだ、畑の土を自然な状態にすればよいのだ」と、家に戻った。それ以来、農薬のかわりのにんにくや牛乳もまかず、下草も生えるにまかせた。すると多種多様な雑草が生え、野うさぎ、野ねずみ、テン、イタチがやってくるようになり、害虫の蛾を食べるカエルも大発生した。大ミミズも増えて土を豊かにし、野生の王国の食物連鎖が始まったのだ。そして、自殺を思って入った山で偶然見つけた野生のリンゴの木(実際はリンゴではなかったようだ)の下のふかふかの土と同じになり、ついに無農薬・無肥料のリンゴ栽培に成功するのだ。

福岡正信の『自然農法 わら一本の革命』を読んだことが、彼のその後の人生を変える。著者の農法も自然農法の一種といってよいかも知れないが、福岡正信の農法と違い、一切を自然に任せてしまうわけではない。ともあれ、リンゴの果樹園に、自然のバランスを取り戻すことで無農薬・無肥料のリンゴ栽培ができるようになったという事実に強く引かれる。人為によって分断されない自然の連鎖の中に真の豊かさがある。

この本には他に、著者のUFO体験や臨死体験などがストレートに語られている。少し無防備に語りすぎるのではないかと心配になるほどだが、そのバカ正直さこそがこの人の魅力なのであろう。著者の体験が面白いのは、たとえばUFO体験で一緒だった人が、その後テレビ番組に出ているのを見て、自分の共通の体験を語るなど、なにかしらの裏づけになるような体験が続くことだ。それでも信じられない人は多いだろうが。

いずれにせよ、私の中の自然農法への昔からの関心をよみがえらせてくれた本だ。
環境問題15:11comments(0)trackbacks(1)
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一神教の闇

 著者の、アニミズム復興論の原典ともいうべき本だいう。著者の一神教批判は手厳しい。一神教同士の対立(キリスト教とイスラム教など)を見れば分かるように、一神教がかかえる闇が、人類を終末の世界へと導こうとしているという。だからこそ、多神教、アニミズムの世界に生きる日本人にとって、アニミズムの研究は、人類の生き残りをかけた重要な課題だという。

この美しい森と水を守るアニミズムの自然観と世界観こそが、日本人の低力である。一神教を基盤とした「力と闘争の文明」に替わる「美と慈悲の文明」(多神教的文明)が、人類の文明史の潮流を変えていかなければならない。「森と水の美しい地球」を創造し、「生命の文明」の時代を構築していかなければならない。そのためにこそ、アニミズム・ルネッサンスが求められているというのが著者の主張だ。

主張の大枠の意味は分かるのだが、アニミズムという言葉で著者が具体的にどのような信仰(信心)のあり方を示しているのかが語られていないので、全体として説得力が乏しいと感じた。まさか、原始的なアニミズムの信仰そのものに戻ろうということではないだろう。アニミズムを復権するというが、原始のままのアニミズムを復権するということか、現代人にとって必要なアニミズムのエッセンスを復権しようとすることなのか、だとすればそのエッセンスとは何か。そうした大切ことがほとんど考察されていない。

確かにアニミズムの中には、現代人が忘れてしまった大切な心のあり方が隠されているに違いない。それは確かだろう。現代人が学び、復権すべきは、アニミズムの中のどのような面なのか。またそれを復権するためには、どのような方法とプロセスが求められるのか、そのあたりの具体的な提示がないから、読後に説得力のなさを感じずにおれないのだろう。

細部では、興味深い情報も多いが、全体として主張が上滑りしていると感じた。

環境問題10:12comments(0)trackbacks(0)
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本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー (PHP新書 546) (PHP新書)
評価:
養老 孟司,竹村 公太郎
PHP研究所
(2008-09-13)
本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー (PHP新書 546)

著者二人の対談。モノとう現実から日本を考える。竹村氏は、国土交通省の河川局長を勤めた人。石油や水、森林や河川などの下部構造から日本の文化や歴史を洞察する。いままで知らなかった独自の視点による情報が新鮮で、興味深く読んだ。江戸時代末期、日本のエネルギーとしての森林利用は限度に達し、いたるところ禿山だらけだった。その限界を打ち破ることが出来たのは、黒船来航による開国だった等々。文科系の人間が見落とすような発見に満ちている。

たとえば、アメリカ自由経済は原油価格が上がらないことを前提として成り立っていた。それを視点にするといろいろなことが見えてくる。戦後7回あった不景気のうち6回は原油価格値上がり後に起きている。その原油に限度が見えてきたから、バイオエタノールに必死にシフトしようとする。そこから穀物の値上がり等の問題も起こった。しかしアメリカとエネルギー問題は解決不能で、インフラが石油依存(たとえば自動車依存)のため、それが切れたときのショックは大きいという。

さらに、地球温暖化問題の具体例の一つとして水問題がある。日本が水に恵まれているのは、国土の70パーセントを覆う森林の恩恵によるが、地下水を利用するアメリカ農業はやがて限度に達するだろう。中国は、水の限界のためこれ以上発展することはできないだろう。北京の砂漠化も近い将来深刻化する。日本も、水に恵まれているからといって安閑としていれば生き残れない。森林、河川、海岸、海域等の環境を守っていくことが必要である。

この他、なるほどと思わせる発見や洞察が随所に見られる。最近読んだ本のなかでもとくに興味深く読めた。

JUGEMテーマ:環境問題
環境問題10:32comments(0)trackbacks(0)
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中国汚染――「公害大陸」の環境報告 (ソフトバンク新書 69)
評価:
相川 泰
ソフトバンククリエイティブ
中国汚染――「公害大陸」の環境報告 (ソフトバンク新書 69)

中国の環境汚染の実態に迫る最新レポート。松花江の工場廃水汚染にまつわる隠蔽体質。水道水の凄まじい汚染とがんの発生率の高さ。どれをとってもその深刻さに驚く。何よりも報道の自由やマスコミ、世論による批判ができないため、 反対運動が全体的な広がりを持ち得ない。選挙の仕組みで地方行政を動かすこともできない。法律も信頼性が低い。汚染を阻止する有効な仕組みがないままに、ますます環境が悪化していく。政治、経済、社会の全体的なあり方が変らなければ、汚染はますます深刻化していくだろう。もしかしたら中国を滅ぼすのは、環境破壊かもしれない、と感じさせる本。

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環境問題11:57comments(0)trackbacks(0)
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生命観を問いなおす―エコロジーから脳死まで (ちくま新書)
評価:
森岡 正博
筑摩書房
生命観を問いなおす―エコロジーから脳死まで (ちくま新書)

ちくま新書の一冊。一読して、その問題提起の深さ、視野の広さに強い感銘を受けた。学ぶことが多かった。

環境の問題、生命の問題が問われている。しかしその問題は、近代的世界観や資本主義の論理という私たちの外部にある制度が引き起こしたというべきではない。問題は、私たちの外部にではなく内面にあるのではないか。私たちの内面、あるいは生きるという営みそのものに目を向けなければ、環境倫理学や生命倫理学に共通する限界を超えていくことはできないのではないか。それが著者の問題提起である。

環境や生命の問題を論じながら、ディープエコロジー、さらに精神世界やニューエイジ、ニューサイエンスといった、一時代を築いた潮流に触れつつ、その限界や問題点を明らかにしようとする。私もその潮流に深くかかわってきただけに大いに学ぶものがあった。

JUGEMテーマ:環境問題
環境問題11:50comments(0)trackbacks(0)
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地球温暖化/人類滅亡のシナリオは回避できるか
地球温暖化/人類滅亡のシナリオは回避できるか

「ポジティブ・フィードバック」と呼ばれる、環境破壊の悪循環の例をいくつもあげて、人類に残された時間が少ないことを警告する。一本の柱が折れると総崩れになるが、
その一本の柱が折れるのと同じ意味を持つ環境破壊は? いくつもの具体例を挙げながら事態の深刻さを訴える。

JUGEMテーマ:環境問題
環境問題11:35comments(0)trackbacks(2)